江口 EGUCHI

作者  観阿弥原作 世阿弥改作(金春禅竹の作?) 三番目物

時 9月  

場所 江口の里(大阪市東淀川区)

引用 撰集抄、新古今和歌集、十訓抄、古事談

登場人物

能面装束
前シテ里の女唐織 紅入
後シテ江口の君の霊壺織 紅入
ツレ遊女の霊唐織 紅入
子方
ワキ旅の僧大口僧
ワキヅレ従僧大口僧
アイ里の男長上下

・あらすじ

諸国一見の旅僧が天王寺に行く途中江口の里に来て、江口の君の旧跡を見に行く。里の男にその場所を教えてもらい行った。そこは、昔、西行法師が一夜の宿を断られ、歌を詠んだ場所でした。旅僧が、その歌を口ずさんでいると、一人の里の女が現れ、宿を惜しんだわけではなく、世を捨てた方に執着しないように忠告を申しあげたからだと弁解する。そして、自分は江口の君の幽霊だと伝え消え失せる。

再び、里の人が現れ、旅僧は江口の君について話を行く。里の人は、江口の君は普賢菩薩の生まれ変わりだと言い、江口の君を弔うように言う。

旅僧が弔っていると、月の光に照らされて、舟遊びをしている遊女たちが歌っているのが見えた。

舟から降りた江口の君は、仏法の輪廻や無常など仏法の哲理を説いて、舞を舞う。

やがて、舟は白象になり、江口の君は普賢菩薩になり、西の空へと行ってしまう。

有難いことだと思われる。





参考:能・狂言事典
   続・まんが能百番
   謡曲大観

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