作者 竹田法印貞盛
時 -
場所 愛宕山・比叡山麓
・登場人物
役 | 能 面 | 装 束 | |
前シテ | 善界坊 | 鷹 | 山伏出立 |
後シテ | 善界坊 | 大癋見(おおべしみ) | 天狗出立 |
ツ レ | 太郎坊 | 怪士(あやかし) | 山伏出立 |
ワ キ | 比叡山の僧正 | 沙門帽子僧出立 | |
ワキヅレ | 従僧 | 大口僧出立 | |
ア イ | 能力 | 能力出立 |
・あらすじ
唐土の天狗善界坊は、自国の慢心の輩を魔道に誘い入れた。日本は神国で仏法が盛んだということを聞き、それを妨害しようと日本に渡り、愛宕山の太郎坊を訪ね、比叡山を狙うことになる。二人は不動明王の威力に不安になるが、時間の無駄だと雲に乗って比叡山へ向かう。
比叡山飯室の僧正は勅命により車で宮中に向かう途中、比叡山を下りると雨嵐となり善界坊が現れ、僧を威圧する。しかし、僧が不動明王に祈ると、不動明王と仏法を守る日本の神々が現れる。善界坊は神風に追われて、逃げ去る。
参考:能・狂言事典
続・まんが能百番
謡曲大観